17日夜、四国地方で発生した震度6弱の地震で、これまでに10人のけが人が確認されている。

地震から一夜明け、高知県と愛媛県では落石が道路をふさぐなどの被害があった。

被害の状況について、最大震度6弱を観測した愛媛・愛南町から、フジテレビ・木村拓也キャスターが中継でお伝えする。

愛南町は愛媛県と高知県の県境にあり、目の前が海になっていて、今回震度6弱を観測したのが愛媛・愛南町と、隣接する高知・宿毛市となっている。

現在の震度等級になってから、初めて四国で震度6弱を観測した。

現時点で亡くなった方の情報はなく、大規模な建物の倒壊はないが、断水や水道管の破裂など、さまざまな被害が報告されている。

愛南町の寺も被害を受けていていて、墓石が揺れによって倒れてしまっている。

また、揺れによって墓石の軸、一番上にある100kg以上ある部分も時計回りにずれてしまったという。

――慣れていない地元の方たちは、17日夜の揺れをどう感じていた?

やはり不安な夜を過ごしたということで、揺れ自体は20秒から30秒ほどでとても短く感じたというが、そのあとに数十回、夜通し揺れがあったといい、「背中をさすられるような揺れだった」という。

気象庁は、このあと震度6弱程度の揺れに1週間程度気をつけるよう呼びかけている。

また、21日には雨の予報が出ていて、すでに揺れによって地盤が緩んでしまっている箇所があるため、ささいな雨でも崩れてしまう可能性が十分あり、十分な注意が必要となる。

FNN
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