今年1月、立山町の職員が逮捕された官製談合事件を受けて、町は18日再発防止に向け職員を対象に入札契約について学ぶ研修会を開きました。

*立山町 杉田尚美副町長:
「適正に判断して行動するためには、十分な知識が必要であるということを念頭において、本日の講義を受けてほしい」

研修は、保育園や学校の職員を除く町の職員214人全員を対象に開かれました。
立山町教育課の職員は、去年4月に町が発注した「グリーンパーク吉峰」のキャンプ場整備工事を担う指名競争入札をめぐり、富山市の建設設計事務所の役員に対し、入札競争の秘密事項を事前に漏らした、官製談合防止法違反などの疑いで逮捕されました。

2月に町で行われたコンプライアンス研修に続き、今回は入札契約に特化した研修で、公正取引委員会の担当者から官製談合防止法の内容について説明を受けました。

また、入札契約業務に実際に携わっている立山町管財係の職員が、業務の実務的な手続きについて説明しました。

町は再発防止に向けた研修を、来年以降も、毎年行いたいとしています。

富山テレビ
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