源泉掛け流しの大浴場に、東シナ海が一望できる露天風呂。鹿児島・奄美大島の大和村に温泉リゾート施設「奄美温泉大和ハナハナビーチリゾート」が誕生しました。
奄美では珍しいこの温泉施設を手がけたのは、テレビCMや映画の美術セットなどを制作する東京のグレイ美術。
社長の浜崎哲義さんが大和村の出身で、2021年9月に会社が所有する土地の地下1600mで温泉を掘り当てました。
それから約3年の歳月をかけて完成した施設。
浜崎さんの「奄美で新しい観光のあり方を追求したい」という思いから実現しました。
この施設には屋外プールも整備されているほか、レストランや宿泊用のトレーラーハウスもあります。
自然豊かな大和村に溶け込んだ造りになっていて隣接するビーチでは、きれいな夕日も。
奄美大島でこれまでにない新たな観光施設の誕生に関係者も大いに期待を寄せています。
奄美大島観光協会・あまみ大島観光物産連盟・有村修一会長
「温泉レジャー施設というのはなかったので、それを起爆剤に大和村の自然を見直すいいきっかけにもなる」
大和村・伊集院幼村長
「波及効果は大きいと思っています。奄美がさらに活性化するように我々も民間企業と協力しながら進めていきたい」
グレイ美術・浜崎哲義社長(大和村出身)
「奄美の自然の素晴らしさ、原風景をありのまま楽しんでもらう為に、我々がサポートして新しい形の観光地を目指していきたい」
施設は4月19日にグランドオープンする予定で、トレーラーハウスは4月下旬から宿泊が可能だということです。