2023年10月、鹿児島県薩摩川内市で偽の1万円札を使った罪に問われている男の裁判員裁判の初公判が4月17日鹿児島地裁で開かれ、男は起訴内容を認めました。

偽造通貨行使の罪に問われているのは、薩摩川内市宮崎町の会社員戸田伸明被告です。

起訴状などによりますと戸田被告は2023年10月、薩摩川内市でタクシーの乗車代金の支払いに、偽の1万円札を使ったとされています。

鹿児島地裁で開かれた裁判員裁判の初公判で戸田被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。

裁判は量刑が争点となっていて検察側は偽造通貨行使という犯罪の重さや、戸田被告が犯行によって利益を得たことなどについて指摘しました。

一方、弁護側は犯行の動機が知人からもらった偽札を使ってみたいという好奇心によるもので経済的な利益が目的ではないことや、戸田被告が犯行を認めて反省している点などを主張し情状酌量を求めました。

裁判は18日に結審し、19日に判決が言い渡されます。

鹿児島テレビ
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