１６日夕方、広島市中区の高層マンションで３歳の女の子が転落し死亡した事故で、女の子は家族が目を離したすきに踏み台のようなものを部屋から持ち出し、ベランダの手すりを乗り越えたとみられることが分かりました。
警察によりますと１６日午後６時ごろ、広島市中区東千田町の高層マンションで敷地内の植え込みに３歳の女の子が倒れているのが見つかりその後、死亡が確認されました。
現場は５３階建てのタワーマンションで、女の子は、２０階から３０階に住んでいたということです。
【安藤記者】（同じマンションの別の部屋）
「ベランダの手すりは私の胸くらいの高さがあります」
警察によりますと、女の子の自宅の台所近くの勝手口の扉が開いていて、ベランダの手すりの近くには部屋の中にあるはずの踏み台のような物が置いてあったということです。
女の子の身長はおよそ１メートルで、警察は女の子がそれを使って高さ１メートル３５センチの手すりを乗り越え、誤って転落したとみて調べています。
【同じマンションの住民】
「驚きとショックで。子どもの事故はすごく気を付けていても防ぎきれないところもあるので、難しいとは思うが、子どもがいる時間は窓をできるだけ開けないようにするとか、できる限りの気を付けられるところを改めて気を付けていかないといけない」
＜スタジオ＞
こうした事故は過去にも起きています。
２０１２年 広島市中区 小学１年生が１０階から転落し死亡
２０１３年 広島市中区 ４歳児が１２階から転落し重傷
２０２０年 広島市安佐南区 小学５年生がマンションから転落し重傷
