陸上自衛隊第8師団は、眠っていた知り合いの女性の下半身を触るなどした疑いで逮捕、起訴されていた男の陸士長を、16日付で停職8カ月の懲戒処分としました。この自衛官は依願退職の意向を示しているということです。

16日付で停職8カ月の懲戒処分を受けたのは、北熊本駐屯地第42即応機動連隊所属の上田 健斗 陸士長(24)です。

自衛隊などによりますと、上田隊員は2021年、知り合いの男性宅で、眠っていた女性の下半身を触ったり撮影したりしたほか、大分の日出生台演習場内にある女性隊員の居室に侵入したということです。

自衛隊の聞き取りに対し、上田隊員は「性的欲求を満たすためだった。深く反省している」と話し、依願退職の意向を示しているということです。

今回の処分を受け、第42即応機動連隊長の鈴木 基数 1等陸佐は「自衛官としてのみではなく社会人として許されない卑劣な行為であり、再発防止を徹底する」とコメントしています。

上田隊員は準強制わいせつなどの罪で逮捕、起訴されていて、4月19日に熊本地裁で初公判が行われる予定です。

テレビ熊本
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