雲仙市の金澤市長から16日、地域おこし協力隊の委嘱状を受けとったのは、福岡県で飲食店を経営していた新居真人さん(37)です。新居さんが取り組むのはその土地で伝統的に育った野菜から種を取り栽培する「種採り農業」です。

市内では雲仙こぶ高菜や雲仙赤紫大根などの種採り野菜があります。

雲仙市地域おこし協力隊の新居真人さんは「味わいや香りが強いのは同じ土地で育ち特徴が尖っていった結果できる。雲仙の在来種も同じように料理をする人からすると想像を掻き立てられる」と話しています。

品種改良されておらず育てるのが難しいものの、味わいや香りが強いことからプロの料理人が高く評価しています。

飲食店を営む中で種採り農業に出会い、ほれ込み、経験はなかったものの、農業への挑戦を決めました。

新居さんは「担い手が増えることを願っている。自分がモデルケースになることを願って活動したい」と話しています。

新居さんは地元の農家から種採り農業のノウハウを学び、独立を目指しています。

テレビ長崎
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