衆議院島根1区の補欠選挙は、与野党一騎打ちの構図となり、全国でも注目の選挙区となりました。その背景について、安部記者とお伝えします。

安部大地記者
「各陣営の第一声には、東京からも報道陣が集まったことからもその注目度の高さが伺えます。今回は島根1区のほか、東京15区、長崎3区の3つの補欠選挙が告示されました。このうち、島根を除く、東京、長崎では自民党が候補擁立を見送って「不戦敗」となり、島根1区が唯一の与野党一騎打ちの構図、最大の争点となる政治とカネをめぐる問題について、与野党直接対決の中で有権者に問うことができる選挙区です」

自民党・小渕優子選挙対策委員長
「もう一度国民の皆様から信頼をいただけるよう、不断の決意と努力をもって政治改革、そして党の改革を進めて参りますこと、この場をお借りしてお誓いを申し上げたいと思います」

立憲民主党・辻元清美代表代行
「島根の皆さんは自民党政権・岸田政権に対して、自らの1票で、評価を下せる処分を下すことができる。うらやましいという声があるのをまず皆さんにお伝えしたいと思います」

今回の第一声にも党本部から応援に入るなど、与党・野党ともに島根県内の選挙戦ではこれまで見られなかった異例の態勢で今回の選挙に臨んでいます。このあとも、選挙戦中盤の21日に与党・自民党総裁として岸田首相が島根入りを予定。また立憲民主党も泉代表が、17日、そして岸田総理と同じ21日の2回、応援に入る予定です。
その結果によっては、今後の岸田首相の政権運営や解散戦略にも影響を与える可能性もあるだけに、島根1区の有権者の審判にも全国から視線が注がれています。
衆議院島根1区補欠選挙は4月28日投開票です。

TSKさんいん中央テレビ
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