災害などで使用される新潟県の消防防災ヘリコプターが故障により、約半年間出動できない状態となっていたことがわかりました。

県の消防防災ヘリ「はくちょう」は災害時などに救助活動や消防活動を行っていて、多い年には年間で100件以上、緊急運航しています。

こうした中、消防防災ヘリがエンジンの故障により去年10月から約半年間、出動できない状態となっていたことがわかりました。

現在の機体は約29億円の更新費用をかけて2016年から導入されていますが、去年5月から機体の不具合が相次いでいました。

今年1月の能登半島地震や4月に発生した長岡市の山林火災では、消防庁や他県のヘリが出動していて、運航の再開にはまだ数カ月かかる見込みです。

県の危機対策課は「他県や県警などと協力しているため、防災体制に影響はない」としています。

NST新潟総合テレビ
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