鹿児島・鹿屋市を拠点に活動しているボクシングの岡澤セオン選手。2024年開かれるパリオリンピック出場が内定しています。大舞台での活躍を願って13日、鹿児島市で激励会が開かれ、岡澤選手はオリンピックへの意気込みを語りました。

多くの人たちの拍手に包まれて入場した岡澤選手。13日の激励会には関係者らおよそ100人が出席しました。

岡澤選手は山形県出身の28歳で、2018年に県の強化指導員として鹿児島に来ました。
2021年には東京オリンピックに出場しましたが2回戦敗退。それでもその後は世界選手権で優勝し、パリオリンピック出場をかけた2023年のアジア大会でも金メダルに輝き、2大会連続のオリンピック出場を決めました。


岡澤選手
「(体調は?)体調はいい感じです。かなり調子もいい感じにできていて、本当にやらないといけないので今年は。頑張ります」

会場には岡澤選手に憧れてボクシングに励む高校生たちの姿も。

鹿児島工業高校ボクシング部3年 神田竜斗キャプテン
「(ベルトは)めちゃくちゃ重いし光っていて、自分も頑張れたらいい」「
「部室にワールドチャンピオン取った時の写真もあって、試合もYouTubeで見たりして憧れの存在です」

岡澤選手
「東京(オリンピック)でいろんな人を裏切ってしまったという思いが強くて、自分の中では本当に悔しい思い出のままです」
「今年は『こいつのボクシング見て良かったな』と思えるようにしたいと思っています」
「改めて一人でやっているんじゃないと思ったので、オリンピックの金メダルを皆さんに見せたいなと思いました」

金メダルで鹿児島に恩返しを。頂点への強い気持ちと感謝の思いを胸に2大会連続でオリンピックに挑戦する岡澤選手は今後海外合宿や国内合宿を重ね、パリに向けて調整していく予定です。

鹿児島テレビ
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