北アルプスを貫き、富山と長野を結ぶ立山黒部アルペンルートが15日、全線開通し、初日から大勢の観光客で賑わいました。

午前9時すぎ、室堂ターミナルでは関係者がくす玉を割り、全線開通を祝いました。

*リポート
「室堂周辺は、全線開通を祝うかのような快晴です。雪の壁は最も高いところで14メートルとなっています」

青空が広がった、標高2450メートルの室堂周辺では、アルペンルートの目玉、「雪の大谷」を歩いて楽しめるイベントがスタートし大勢の観光客で賑わいました。

アルペンルートを運営する立山黒部貫光によりますと、暖冬の影響で室堂周辺は2月まで雪が少なかったということですが、3月から多く降り、雪の壁の高さは例年並みの14メートルになっています。

観光客は、実際に触ったり、写真に収めたりして迫力満点の雪の壁を楽しんでいました。

*香港からの観光客
「とても高い。信じられない。すばらしい」

*国内の観光客
「死ぬまで一回見たかった」
「一生に1回は見たかった。かなってよかった。写真で見るより実物のほうが圧巻」
「思ったより高かった」
「今年は暖冬だったので、それほど高くないのかと思っていた。意外と雪があって、びっくりした」

今年は、去年の同じ時期に比べ予約が多くなっていて、立山黒部貫光ではコロナ禍前の90万人ほどを目指したいとしています。

富山テレビ
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