定員割れが続いていた高岡市の私立・高岡法科大学は「来年度からの学生の募集を停止する」と発表しました。
少子化に伴い今後も学生の確保が困難との判断から、2027年度には廃校となる見通しです。

高岡法科大学を運営する高岡第一学園は15日記者会見を開き、「来年度からの学生の募集を停止することを決めた」ことを明らかにしました。
これにより在校生が卒業する2027年度で廃校になる見通しとなりました。

高岡法科大学は、法律に関わる人材を育成しようと富山県内初の4年制の私立大学として1989年に開学しました。
しかし、少子化などの影響で、1999年以降、定員割れが続いており、今年度は定員100人に対し入学者は過去最低の37人にとどまっていました。

また、学園は毎年2億円近くの赤字が続いていました。

*高岡法科大学 根田正樹学長
「全ての在校生が卒業するまで充実した学生生活が送れるように、教育や進路指導について万全を期していきたい」

大学は、今後、学生や保護者に対面やオンラインでの説明会を開くことにしています。

富山テレビ
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