14日告示された魚津市長選挙で、現職の村椿晃市長が無投票で3回目の当選を果たしました。
魚津市の現状をどのように捉え、どう舵取りをしていくのか聞きました。
*無投票で3選を果たした 村椿晃市長
「人口が減っていく社会で、魚津をどう維持させていくか。全力をあげて取り組まなければならない」
村椿市長が3期目の課題として真っ先に掲げるのが、人口減少対策です。
魚津市の人口は3万8000人あまりで10年前と比較すると12パーセント以上減少し、去年、お隣り黒部市の人口を下回りました。
*無投票で3選を果たした 村椿晃市長
「若い世代に、もっとシンパシーを感じてもらえるような地域を目指す必要がある。街の景観であったり、店舗の出店、働く場所の環境、住宅の環境などが大事」
保育料無償化の対象拡大など、これまでも子育て支援に力を入れてきましたが、さらなる拡充を検討する考えです。
*無投票で3選を果たした 村椿晃市長
「(人口の)自然増の対策を打つというのはなかなか難しい面が正直ある。若い世代に家庭を持ってもいいと思ってもらえるような取り組み。いろんな考え方があると思うが、出会いの場をしっかりとサポートするということも行政が関わっていく時代になったのかなと思うので取り組んでいきたい」
市のシンボル、魚津水族館や老朽化した市役所庁舎など多額の財源が必要なハコものの再整備も横たわる中で臨む3期目、村椿市長の手腕が問われます。
*無投票で3戦を果たした 村椿晃市長
「思い切った構想の中で、『こんな場所にしていこうね』ということを、市民の皆さんと夢や目標を共有したい。それをしっかり示したい。実現に何年かかるのか、10年かかるのか分からないが、そういうことを4年間でやっていきたい」
村椿市長の3期目の任期は、5月10日から4年間です。