普天間基地の消火訓練施設の周辺で採取した地下水から人体に有害な有機フッ素化合物PFASが国の暫定目標値の90倍の値で検出されたことがわかりました。

アメリカ軍基地周辺の河川などから検出されているPFASについて国内では飲み水に含まれる暫定の目標値を1リットルあたり50ナノグラムとしています。

県の専門家会議が先週公表した報告書によりますと普天間基地内にある消火訓練施設周辺の地下水から国の目標値の90倍となる4500ナノグラムのPFASが検出されました。

これは県がアメリカ軍基地周辺の地下水や湧き水から検出したなかで最も高い数値です。

県はアメリカ軍基地が汚染源である蓋然性が高いとして基地内への立ち入り調査を求めていますが実現していません。

県の専門家会議は今年度も基地周辺の水源のモニタリングやデータの分析を継続し汚染源を特定したいとしています。

沖縄テレビ
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