14日午前、かつて炭鉱の島として栄えた長崎市の池島で、炭鉱の関連施設を解体していた男性作業員が崩れた工場の下敷きになり、死亡しました。

事故があったのは長崎市池島町の旧池島炭鉱そばにあり、かつて石炭の選別が行われていた「選炭工場」です。

警察や消防によりますと、14日午前10時すぎ、40代の男性が重機で工場の解体作業をしていたところ、建物の一部が倒壊し、下敷きになりました。

池島には消防隊員が1人しかいないため、市消防局は県に防災ヘリコプターを要請し、本土の隊員8人を現地へ派遣しました。

男性はおよそ1時間40分後に救助されましたが、搬送先の病院で死亡が確認されました。

池島では1952年から海底炭鉱の開発が始まりましたが、価格競争や石油へのエネルギー転換の影響で2001年に閉山しました。

島には炭鉱の関連施設が多く残っていて、選炭工場は2024年1月から解体作業が行われていました。

警察は事故の原因などを調べています。

(14日午後3時30分時点)

テレビ長崎
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