世の中の疑問に深く切り込むコーナー「追跡」です。テーマは最高値更新中で大注目「金」。身近に眠る「ゴールドラッシュ」を追跡します。

 現在、金の価値が高騰しています。2024年4月12日に過去最高値を更新し、1グラム12,931円(店頭価格)となりました。

 家に眠っている金が今とんでもない額に。金高騰で一獲千金!果たしていくらになったのでしょうか?

 今回、金の出張買取を依頼したのは北海道札幌市在住の40代の男性です。さっそく売ろうと思っている貴金属を見せていただくことにしました。

「結構、品数がありますね」(廣岡キャスター)

「母親が亡くなってしばらく経っています。つける人もいないということで処分しようと思っていました。今回、金が高騰しているということもあって依頼してみました」(依頼者の男性)

「確実に金だというものはあるんですか?」(廣岡キャスター)

「記念金貨などです」(依頼者の男性)

「買った値段の価値はありますよね!」(廣岡キャスター)

「10万円の記念金貨だったはずです」(依頼者の男性)

 ほかにもこちらの指輪や金縁メガネの一部には、確実に金が含まれています。

「予想でいくらくらいになるでしょうか?」(廣岡キャスター)

「30万円くらいにはなってほしいです」(依頼者の男性)


 予想買取価格は意外にも強気の30万円!とそこに金の買取専門店「ザ・ゴールド」のスタッフが到着。玄関で早速、査定がスタートしました。

「何を調べているんですか?」(廣岡キャスター)

「地金の部分を判別しています」(スタッフ)

「見た感じメッキかどうか判別ができるんですよね」(依頼者の男性)

「そうですね。持った感じの重量などから判断します」(スタッフ)

 次に磁石を取り出し、貴金属にあててくっつけばメッキ品と判断。くっつかなかったものを何やらルーペで覗き始めました。

「今、何を見ているんですか?」(廣岡キャスター)

「刻印です。K18とかいていれば含有率は75% 刻印を見て相場と比較しています」(スタッフ)

 スタッフが見ていたのは刻印「K24」などと書かれていれば純金です。メッキ品の場合は後ろに「GP」などと書かれているケースが多いといいます。

「仕分けをしてこちらが金になります」(スタッフ)

「これだけ金のものがあったんですね」(依頼者の男性)

「こちらの金貨は別途相場としてお値段を出させていただきますし、(金縁メガネの)地金の部分が18Kですのでこの部分の重量を計らせていただきます」(スタッフ)

 次に金が入っているとわかった物の重さを量っていきます。

「4グラムですね」(スタッフ)

「石の重さも一緒に計るんですか?」(廣岡キャスター)

「寸法を測ると大体のグラムが出るので石の部分は引かせていただきます」(スタッフ)

 気になる金貨に関しては..

「平成2年(1990年)に発行したもので、この当時発行枚数が少なかったので、そこの希少価値というのも含めて値段を出します。ケース付きだと入っていないものに対して5,000円違います」(スタッフ)

 こうして、ものの30分程度で全ての査定が終了。気になる合計買取金額は...

「こちらの金額になります。612,229円」(スタッフ)

「こんなになるんですね!」(依頼者の男性)

「金額聞いて、率直にいかがですか?」(廣岡キャスター)

「びっくりですね。驚いて言葉が出てこない」(依頼者の男性)

「一番高かったのは?」(廣岡キャスター)


「日本金貨ですね。310,000円です。先ほど話した通り発行枚数が少なかったことと金の高騰も含めてこのような値段になりました」(スタッフ)

 指輪は一つ15,000円から25,000円ほどのお値段が付き、金縁メガネはなんと100,000円近くの金額になりました。

「ぱっと見、リングの方が見栄えもして高く売れる気もするが、メガネの方が金としての価値は高いってことなんですね」(廣岡キャスター)

「重さが4倍ぐらいあるので」(スタッフ)

「ものとして使えないものでも、金としての価値があるものがたくさんあるということですね」(廣岡キャスター)

「そうですね、破損していてもちぎれていても」(スタッフ)

「わからないものですね」(廣岡キャスター)

「毎日毎日、相場が変動するので何円上がって下がったの繰り返しなので、今、本当に売り時です」(スタッフ)

北海道文化放送
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