セブン&アイ・ホールディングスは、子会社の大手スーパー「イトーヨーカ堂」などのスーパー事業の株式を、2027年度以降に上場させることで検討を進めると発表した。
セブン&アイ・ホールディングス 井阪隆一社長「現実的に最速のタイミングでの株式公開化を検討する」
セブン&アイ・ホールディングスは取締役会を開催し、イトーヨーカ堂を中心としたスーパー事業の株式について、2027年度以降に上場させる方向で検討を始めることを決定した。
業績不振が続いていたイトーヨーカ堂は、2024年2月、北海道や東北からの撤退を表明し、事業構造の変革を進めていて、利益率の改善を目指している。
上場により、外部資本も入れることでスーパー事業の立て直しを図りたい考え。
一方、スーパー事業の商品開発力が主力のコンビニ事業の好調につながっているとして、上場後もセブン&アイは一部の株式を継続して保有する方針。