鳥取県内最大の「二十世紀梨」の産地・湯梨浜町では、梨の花が咲き、花粉を付けて受粉させる交配作業が始まりました。
このうち、唐崎大義さんの約20アールの梨園では、10日、作業がスタートしました。

唐崎大義さん:
「バラけていない花で中程のものを選んで、ひたすらやっていく」

受粉に適している期間は開花してからの2日間ほどという短さで、このため、朝から、棒の先に「梵天」と呼ばれる羽毛などで作られた球がついている道具を使って、花粉を丁寧に付けていました。
2024年の二十世紀梨は例年並みの生育状況だということで、ここ湯梨浜町では4月中旬まで交配作業が続きます。

唐崎大義さん:
「きのうすごく寒くて、雨も降ったんですけど、おかげでちょっと湿り気もあって、蜜も出てきたし、いい交配になるんじゃないかな。これから好天が続くので、しっかり作業したいなと思っています」

JA鳥取中央では、生産者や栽培面積の減少から、梨全体で、2024年は2023年より約3000万円少ない、約10億5000万円の売り上げを見込んでいます。

TSKさんいん中央テレビ
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