北海道釧路市の住宅街で4月1日、原則使用が禁じられているワナを引きずる猫が見つかりました。警察は、鳥獣保護法違反や動物愛護法違反の可能性もあるとみて捜査しています。

 警察によりますと、1日午後5時ごろ、釧路市大楽毛西2丁目の公営住宅の前の路上で、近くに住む人から「左前足をトラバサミに挟まれてケガをしている猫がいる」と警察に通報がありました。

 駆け付けた警察官が左前足にワナをつけたまま歩く猫を発見し、保護しました。

 トラバサミは約18センチ。ケガをしていましたが、切断はされていませんでした。猫はその後、保健所に引き取られ、病院で治療を受けています。

 トラバサミは小動物狩猟用のワナです。中央部に重さがかかると、ばねで刃が閉じ、足をかむような構造。2007年以降、鳥獣保護法で使用が原則禁止とされています。

 警察は鳥獣保護法違反や動物愛護法違反の可能性もあるとみて捜査を進めるとともに、猫の飼い主の情報を求めています。


<保護された猫の特徴>
・オス
・グレーと黒のサバトラ柄
・推定2~3歳
・首輪はしていない

 情報提供は北海道警釧路署まで 0154-23-0110

北海道文化放送
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