秋田県にかほ市の花見スポットで8日、ソメイヨシノの開花が発表され、春の訪れを感じる日が増えてきた。9日はあいにくの雨となったものの、サクラは美しく咲いていた。
佐藤愛純アナウンサー：
「きのう開花が発表されたにかほ市の勢至公園。部分的にしっかりと咲いているが、まだつぼみが多い状態。ただ、満開のサクラを楽しめるのはもうすぐと思えるくらい、つぼみはふっくらとしている」
雨にぬれ、しっとりとした美しさを放つ淡いピンク色のサクラ。8日にサクラの便りが届いたにかほ市では、朝から花をぬらす雨が降っていた。
にかほ市の9日の最高気温は13.9度。8日までの初夏の陽気から一転、気温は13度以上下がったところもあり、各地でこの時期らしい気温となった。
加えて雨と風が吹きつけ、寒さを感じる1日になった。こうした中でも、サクラを見ようと足を運ぶ人の姿があった。
サクラの開花は、異例の早さを観測した2023年よりは遅く、平年並みだという。にかほ市観光協会では、公園のサクラは1月の高温で成長が進んだが、2月の寒さや雪の影響で平年並みの開花に戻ったのではないかとしている。
協会によると、公園のサクラは今週末に満開になる見込み。
にかほ市では、サクラの開花時期に合わせてイベントを開催していて、4月13、14日は「道の駅象潟ねむの丘」で「にかほ桜フェスティバル」を予定している。
春の景色を楽しみに足を運んでみてはいかがだろうか。
