静岡県議会6月定例会の初日に辞職したい意向を示していた川勝平太 知事ですが、一転して4月10日朝にも辞職願を提出し、5月9日に失職する見通しとなりました。川勝知事は提出を早める理由について、周囲に3つの要因を挙げているということです。
リニア問題に区切りがついたことや自身の不適切発言を理由に6月定例会初日に辞職したい意向を示している川勝知事ですが、4月8日、県の幹部職員を通じて県議会の中沢公彦 議長に対して10日に辞職願を提出する考えを伝えました。
県議会の最大会派・自民改革会議と第3会派・公明党県議団は4日、川勝知事に対して6月定例会を待たずに1日も早く辞職するよう求める申し入れを行っていて、関係者によりますと、知事は周囲に対してこの申し入れを尊重すること、そして、自身の後任を決める県知事選に関して具体的な候補者名が取り沙汰されるようになったこと、さらに10日午前10時には6月定例会の開会日を協議するための会議が開かれることから、それよりも前に辞職願を出すべきとの考えから提出を前倒しにするに至ったということです。
