人気のグルメサイトが、厨房機器の専門店をオープンした。
果たして、その狙いは。

5日、東京都内にオープンしたのは、グルメ情報サイト「ぐるなび」が初めて出店する厨房機器の販売店。

約400坪、4フロアからなる店舗は、1階から3階には厨房機器・調理道具・食器など、約30万点の商品が並ぶ。

4階には、急速冷凍機などのコストカットが期待できる商品に、10社以上の商品管理機能を備えたレジだけではなく、飲食店をモデルにしたコーナーを設置した。

なぜ、このようなフロアを作ったのか。
背景には、飲食業界の深刻な人材不足問題があるという。

帝国データバンクによると、2023年度の飲食店の倒産数は、802件と過去最多になった。

人材不足をはじめ、近年の光熱費や食材の価格高騰などが原因とされている。

これらの問題解決の鍵と言われているのが、店舗のDX化。
「ぐるなび」は、コストカット商材とDX化をあわせてもらうことで、経営効率向上の手助けとなることを目指す。

ぐるなび・今村俊一常務執行役員「1つの店で全部買って済むというのが、1つ便利なところ。(ぐるなびの)営業マンと組んで、さまざまな地域の飲食店にも、われわれのこの商材を届けられるような体制作り・仕組み作りというのも目指していきたい」

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