4日、イット!の青井実キャスターは東京都内のスーパーを取材。
驚いたのは、野菜の値段。春キャベツは1個238円だった。アキダイの秋葉弘道社長によると、平年だと150円程度だという。

深刻な野菜の値上がり。
農水省による先週の小売価格動向調査でも、対象の野菜8品目すべてが平年より高くなったことがわかった。

キャベツは平年比138%、ネギ109%、レタス131%、タマネギ127%、トマト116%、にんじん135%、ダイコンは132%高かった。

特に気になったのが、白菜。
アキダイの秋葉社長は、「先々週辺りは、2分の1カットよりも小さいサイズの4分の1カットで、238円でお店で売っていた」という。

白菜の全国平均価格は、1kgあたり393円と平年と比べ、2倍以上の高値。

買い物客たちも「ちょっと白菜は高いかな。夕飯の献立は別な物にしようかな」と頭を悩ませていた。

困っているのは、買い物客だけではない。

東京・杉並区にある肉巻屋串衛門 高円寺店の名物は、新鮮な野菜をお肉で巻いた「やさい串巻き」。しかし、現在は野菜が1.5倍から2倍ほど値上がりしているうえ、サイズも小さいという。

長田芳臣店長は、「仕入れ先を探して、少しでもお手頃な物を探したり、肉の仕入れをちょっとでも安くして釣り合いをとれるようやっている」と話す。

なぜ野菜の価格が、ここまで上昇しているのだろうか。
アキダイの秋葉社長は、「3月半ばくらいから状況がおかしくなって、生育が遅れているという状況」と話した。