JR東海は4月4日、建設が進むリニア中央新幹線に関わる今後の主な工事の発注見通しを公表しました。

今回の発表によると、山梨県駅については2024年度第1四半期~2024年度第2四半期に契約手続きを開始する予定で、工期は約80カ月を見込んでいるほか、長野県飯田市で予定される座光寺高架橋等の新設工事は2024年度第1四半期~2024年度第2四半期に契約手続きを開始し、工期は約70カ月と見通しています。

いずれも2031年中の工事完了を予定しているということです。

なお、JR東海は関係各所との協議などの状況により、実際の発注にあたっては契約手続きの開始時期の変更や工事を複数に分けるなどの変更もありえると話しています。

また、静岡工区の着工の見通しが立っていないことから、品川・名古屋間の開業時期には影響を及ぼさないとの見解を示しています。

JR東海の丹羽俊介 社長は、1月に行われた会見の中で「静岡工区の状況を踏まえて品川・名古屋間の各工区の進捗を確認しつつ、工事全体の進め方について検討を始めている」と述べていました。

テレビ静岡
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