鹿児島県薩摩川内市の伝統行事、川内大綱引が、国の重要無形民俗文化財になったことを受け、市役所に懸垂幕が掲げられました。
「川内大綱引」は島津義弘公が関ケ原の戦いの際に、兵士の士気を高めるために始めたとされ、約3000人が綱を引き合う薩摩川内市の伝統行事で、毎年、秋分の日の前日に行われています。
「川内大綱引」が3月21日に、国の重要無形民俗文化財に指定されたことから、薩摩川内市役所には懸垂幕が掲げられ、市長から保存会に指定証書が手渡され、関係者が指定を祝いました。
川内大綱引保存会・橋口知章会長
「この日を迎えることができ本当にうれしい。充実発展や保護と継承を目指し、地域の皆さんと一緒にできたらと思い、今後もその方向に向けて頑張る」
薩摩川内市・田中良二市長
「市民総力で支えてきた成果が3月21日の国指定につながった。関わった多くの何十年、何百年の先輩・先達、保存会に方々には感謝の一言です」
川内大綱引の指定で、県内で国の重要無形民俗文化財は、12例目となります。