小林製薬の「紅麹(べにこうじ)」の原料を使ったサプリメントをめぐる問題で、厚生労働省などは和歌山県内の工場に立ち入り検査を行った。

31日朝、厚生労働省と和歌山県は、紀の川市内の工場に入り、立ち入り検査を行った。

小林製薬のサプリメント「紅麹コレステヘルプ」をめぐっては、摂取していた人に腎疾患などの症状が相次ぎ、これまでに5人が死亡し、114人が入院したことが明らかになっている。

小林製薬などによると、問題となっている紅麹原料は、2023年、大阪市内の工場で製造されたとみられていて、現在は紀の川市にある子会社の工場に設備が移されている。

小林製薬 製造本部・山下健司本部長「われわれの現状ならびに、これまでの調査で知り得た事実やデータを正確にお伝えする役割だと考えている」

国は、30日に大阪市内の工場の立ち入り検査も行っていて、製造環境などを調べ、原因の究明を進めている。

関西テレビ
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