熊本の音楽や文化をもっと知って、もっと楽しもう。そんな思いが込められています。多くのアーティストの協力によって創刊されたインタビュー集『くまもと音人(おとびと)』が販売中です。

【2/4 鶴屋百貨店 エフエム熊本公開収録/
 中村千尋Ready Lady! Valentine Supported by鶴屋】

鶴屋百貨店で行われたラジオ番組の公開収録の様子です。

歌っているのは、八代市出身のシンガーソングライター、中村 千尋さん。念願だったという鶴屋百貨店のバレンタインキャンペーンのCMソングなどを披露し、大いに盛り上がりました。

この数時間前、中村さんはホテルの喫茶店でインタビュー取材を受けていました。

【インタビューの様子】
「最初いったん作っておいてそこからひねりを入れるのか、それとも最初からひねってあるのか」
「(カフェとかで)会話の中でひねくれた会話が聞こえてきたら『あっ、これはいいかもしれない』という・・・」

くまもと音楽・文化交流振興ラボ代表理事の下川 哲生さんです。下川さんは、熊本ゆかりの歌手や演奏家を応援しようと『くまもと音楽・文化交流振興ラボ』を設立。2020年からホームページや動画で熊本ゆかりのアーティストたちを紹介しています。新型コロナの影響でステージの機会が減っていた歌手や演奏家を支援したいという思いもありました。

【くまもと音楽・文化交流振興ラボ 下川 哲生 代表理事】
「身近に素晴らしいミュージシャンがいることをもっと知っていただいて、演奏を聴きに来ていただきたい。『推し活』が流行っているので、熊本のミュージシャンを『推し活』していただきたいと思っております」

ホームページや動画サイトでの紹介に加え、これまでのインタビューをまとめた本を作ろうと決意。クラウドファンディングで資金を集めました。

【くまもと音楽・文化交流振興ラボ 下川 哲生 代表理事】
「以前、『月刊タウン情報クマモト』を作っていた人がいて、いろいろ協力していただいて作ることができました」

そして、計画から約1年たった去年12月25日に発刊。今年1月から店頭に並びました。

【くまもと音楽・文化交流振興ラボ 下川 哲生 代表理事】
「いろんな方を一つの本で一堂に見ることができるものですから、見やすいのと、これからはもっとたくさんの人を載せていきたいと思います」

下川さんの思いを形にしていくのが、学生スタッフたちです。

【学生スタッフ 梅田 真奈さん】
「一歩踏み出す力というか、ないものは自分が作ればいいという下川代表の発想が私はすごく好きで、熊本の音楽を盛り上げるような団体がないんだったら自分がやるということで出来たものだし、本もそういうふうにして出来上がったので。音楽・文化の)情報を自分でも調べるようになって、コンサートにも行くようになったりしたので、熊本にも十分『推し活』とか楽しめるイベントがたくさんあることをもっと発信していきたいと思います。インタビューではステージでは見えないような人間性を聞きたいという思いがあるので、それまでどんなふうに生活してきたかとか、どういう背景があって、その音楽になるのかが発信できるような取材を心がけています」

【くまもと音楽・文化交流振興ラボ 下川 哲生 代表理事】
「音楽に限らず、文化面でもいろいろな面で熊本は素材の宝庫だと思います。これを再認識して熊本を音楽の街にしていく、文化の街にしていくことを力を合わせてできたらいいなと思います」

アーティストインタビュー集『くまもと音人』は、メトロ書店 熊本本店(アミュプラザくまもと内)、蔦屋書店 熊本三年坂で販売中です。

ごらんの書店で販売中です。第2号の発刊も検討中です。

テレビ熊本
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