人気お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さんが、「週刊文春」の記事で名誉を傷つけられたとして損害賠償などを求めている裁判が東京地裁で始まった。
注目の裁判は28日午後2時半ごろから始まった。東京地裁では、19席の一般傍聴席に対して、報道陣も含め691人の希望者が列を作り、抽選倍率は約36倍に上った。
「週刊文春」は2023年12月、松本さんから性的な被害を受けたとする女性の証言を掲載した。
松本さんは、「客観的な証拠は存在せず、記事で名誉を傷つけられた」と主張して週刊文春側に約5億5000万円の損害賠償と記事の訂正を求めている。
週刊文春側はこれまで、「報道内容には十分に自信を持っています」などとコメントしていて、裁判でも争う姿勢を示す見通し。
関係者によると、松本さんは提訴した後、海外に渡航するなどしていたが、最近は裁判に向けた打ち合わせなどを頻繁に行っていたという。
松本さんが出廷するかどうかも注目されたが、法廷に姿はなかった。