防衛省は26日、部下へのパワハラをしたとして、海上自衛隊の幹部2人に対する処分を相次いで発表した。
海自によると、停職3カ月の懲戒処分を受けたのは、海上自衛隊幹部学校に所属する50代の1等海佐。
2021年9月から2023年4月初旬頃までの間、当時所属していた部隊で、複数の部下隊員に対し、日常的に威圧的な指導や侮辱的な発言などを行い、精神的苦痛を与えるとともに職場環境を悪化させた。
具体的には、部下への指導の際に、「お前の能力がないからできない」「休日も出てこい」「今回は容赦しない」などと発言。隊員2人が通院を要する精神疾患を患ったという。
1等海佐は自らの行為が行き過ぎたものであったと認め、部下に謝罪した。
また、50代の海将補は、パワハラで減給1か月の処分。
2021年8月頃から2022年3月頃までの間、当時所属していた部隊で、会議などの際にノートを机に叩きつけるような行為をして、その場に居合わせた一部の部下隊員を心理的に威圧、委縮させ、職場環境を悪化させたという。