長野県内にも影響が広がっています。小林製薬の「紅麹」を使ったサプリメントを摂取した人に健康被害が出ている問題。諏訪市のみそメーカー「竹屋」も原料を使用していたとして対象商品の販売を中止し自主回収を進めています。

小林製薬は紅麹原料が入ったサプリメントを摂取した人から腎疾患などの症状が確認された発表。入院者数は26人に拡大しています。

同じ紅麹原料は食品メーカーなど52社に供給されていたということで、商品回収が相次いでいます。

諏訪市に本社のあるみそメーカー「竹屋」も25日、対象商品の販売を中止し、自主回収すると発表しました。

自主回収するのは「タケヤみそ『塩ひかえめ紅麹仕立て』」です。

竹屋によりますと、本社併設の直売所と自社のオンラインショップで販売していて、賞味期限内のもので約750個を販売しているということです。スーパーなどには流通していません。

2000年から販売しているということですが、これまでに健康被害などの報告はないということです。

竹屋は「お客様に多大なご迷惑をおかけすることをお詫び申し上げます」とコメントし、商品は着払いで送って欲しいとしています。

影響が広がる今回の問題。

県内の別の味噌蔵は「小林製薬以外を使っていても心配だ」として、紅麹を原料とした飲料などの販売をきょう25日からやめたということです。

長野放送
長野放送

長野の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。