インペンなどのヒット作などで知られている文具メーカーのぺんてるを巡って熾烈な株式争奪戦が繰り広げられている。
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ぺんてるに敵対的買収を仕掛けているのはキャンパスノートなどで知られている文具最大手のコクヨ(売上高3151億円)。現在筆頭株主だが、さらに買い進めて過半数の株を取得し、ぺんてるを子会社にしようとしている。
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そこに割って入ろうというのがはさみなどで有名な業界第2位のプラス(売上高1772億円)。プラスはぺんてるの友好的な第三者=“ホワイトナイト”として参戦し、コクヨの敵対的買収を阻止しようとしている。
業界1位と2位の会社が、売上高403億円の小さなぺんてるをめぐり争う背景には、ぺんてるが持つ海外でのブランド力があると言われている。
ぺんてるは非上場企業で、従業員やOBなどが株式を保有している。コクヨは、ぺんてる株の37.8%を取得しており、持ち株比率を50%以上に引き上げたい考え。11月15日には買い付け価格を1株3500円と発表するも、プラスへの対抗などで、期間中に2回引き上げ、現在1株4200円としている。
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一方プラスは、ぺんてる賛同のもと、株主総会で合併などの重要な判断をする際に拒否権を持つことができる33.4%の取得を目指し、1株3500円で10日まで買い取りを提案している。
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ぺんてるの「サインペン」は、アメリカのジョンソン大統領が使っていたほか、NASA=アメリカ航空宇宙局の公式ペンになるなど、海外にも通じるブランド力が魅力とされている。どちらに軍配があがるのか、12月9日がコクヨが設定した買い取り期限で、結果は10日にも発表される。
(Live News days 12月9日放送分より)