ファミリーレストラン「ガスト」で撮影された“迷惑動画”がSNSで拡散され、運営会社は「断じて容認できるものではありません」とのコメントを発表した。
その後当事者から謝罪の電話があったというが、厳正な対処を行う方針は変わっていないという。

ガストの調味料を容器ごと口の中へ

白いTシャツの男が、黒い服を着た男の顔を押さえ上を向かせると、店の机に置かれた調味料を容器ごと口の中へ。

調味料を容器ごと口の中に入れられ、中は真っ白に
調味料を容器ごと口の中に入れられ、中は真っ白に
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男の口の中は、真っ白に。

テーブルにはほぼ空になった調味料の容器が
テーブルにはほぼ空になった調味料の容器が

苦しげな表情を浮かべた男はたまらず席を離れ、机の上にはほとんど空っぽになった容器が残されていた。

わずか20秒の動画は、2023年の夏頃に撮影されたとみられる。

3月5日、この動画がSNSに投稿され拡散されると、その2日後、ガストを運営する、すかいらーくレストランツが怒りのコメントを発表した。

すかいらーくレストランツのプレスリリース(3月7日)
すかいらーくレストランツのプレスリリース(3月7日)

すかいらーくレストランツ プレスリリース(3月7日):

お客様にご不快な思いとご迷惑をおかけするものであり、断じて容認できるものではありません。
迷惑行為に関わった当事者には厳正な対処をしてまいります。

ガストは、すべての店の卓上調味料を一時的に撤去するなど対応に追われた。

飲食店での迷惑行為あとを絶たず

飲食店での迷惑行為はあとを絶たない。

大手回転寿司チェーン店では、しょうゆボトルなどをなめた少年に約6700万円の損害賠償が請求された。

吉野家の紅しょうがを直接食べた男には実刑判決
吉野家の紅しょうがを直接食べた男には実刑判決

また吉野家では、備え付けの紅しょうがを直接食べた男に実刑判決が下されるなど、迷惑行為は社会問題となっている。

今回の迷惑行為を受け、ガストの運営会社は9日、再び発表したコメントで、被害に遭った店舗の卓上調味料の容器をすべて廃棄したと説明。
さらに迷惑動画に関わった当事者の1人から電話で連絡があったことも明かした。

当事者から謝罪の電話も…

そして19日、「イット!」があらためて取材すると、新たな展開が明らかになった。
3月8日から10日にかけて動画に関わった3人全員から電話で謝罪があったという。

当事者からの電話謝罪後も厳正な対処方針は変わらず
当事者からの電話謝罪後も厳正な対処方針は変わらず

しかし、すかいらーくレストランツはそれでも、「お客様との信頼関係を損なう重大な事案であると重く受け止め、厳正な対処をしてまいります」と、謝罪があった現在も厳正に対処する方針は変わっていないという。
(「イット!」3月20日放送より)

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