ファミリーレストラン「ガスト」で撮影された“迷惑動画”がSNSで拡散され、運営会社は「断じて容認できるものではありません」とのコメントを発表した。
その後当事者から謝罪の電話があったというが、厳正な対処を行う方針は変わっていないという。
ガストの調味料を容器ごと口の中へ
白いTシャツの男が、黒い服を着た男の顔を押さえ上を向かせると、店の机に置かれた調味料を容器ごと口の中へ。
![調味料を容器ごと口の中に入れられ、中は真っ白に](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/8/a/700mw/img_8a7260dd883be53f49453e47d1a5571575342.jpg)
男の口の中は、真っ白に。
![テーブルにはほぼ空になった調味料の容器が](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/3/a/700mw/img_3a08c6a411209bc83d1ecdb5c0ae7d5a95299.jpg)
苦しげな表情を浮かべた男はたまらず席を離れ、机の上にはほとんど空っぽになった容器が残されていた。
わずか20秒の動画は、2023年の夏頃に撮影されたとみられる。
3月5日、この動画がSNSに投稿され拡散されると、その2日後、ガストを運営する、すかいらーくレストランツが怒りのコメントを発表した。
![すかいらーくレストランツのプレスリリース(3月7日)](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/9/4/700mw/img_942e81e7e7869f5a06676e528bec9633139333.jpg)
すかいらーくレストランツ プレスリリース(3月7日):
お客様にご不快な思いとご迷惑をおかけするものであり、断じて容認できるものではありません。
迷惑行為に関わった当事者には厳正な対処をしてまいります。
ガストは、すべての店の卓上調味料を一時的に撤去するなど対応に追われた。
飲食店での迷惑行為あとを絶たず
飲食店での迷惑行為はあとを絶たない。
大手回転寿司チェーン店では、しょうゆボトルなどをなめた少年に約6700万円の損害賠償が請求された。
![吉野家の紅しょうがを直接食べた男には実刑判決](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/1/5/700mw/img_1544c421ee5f0ffc5c412e6c020a88e0126072.jpg)
また吉野家では、備え付けの紅しょうがを直接食べた男に実刑判決が下されるなど、迷惑行為は社会問題となっている。
今回の迷惑行為を受け、ガストの運営会社は9日、再び発表したコメントで、被害に遭った店舗の卓上調味料の容器をすべて廃棄したと説明。
さらに迷惑動画に関わった当事者の1人から電話で連絡があったことも明かした。
当事者から謝罪の電話も…
そして19日、「イット!」があらためて取材すると、新たな展開が明らかになった。
3月8日から10日にかけて動画に関わった3人全員から電話で謝罪があったという。
![当事者からの電話謝罪後も厳正な対処方針は変わらず](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/e/2/700mw/img_e2bc58804976b6a80ff7a8f85d8137d098982.jpg)
しかし、すかいらーくレストランツはそれでも、「お客様との信頼関係を損なう重大な事案であると重く受け止め、厳正な対処をしてまいります」と、謝罪があった現在も厳正に対処する方針は変わっていないという。
(「イット!」3月20日放送より)