農林水産省が19日に公表した先週(3月11日~13日)の野菜の小売価格動向調査によると、調査対象のすべての野菜で平年より価格が上昇した。
ハクサイは、秋冬ものが1月の暖冬で生育が前倒しになったことに加え、春ものが2月下旬ごろの寒さで生育が遅れ、平年より48%高くなった。
タマネギは、北海道で夏の暑さのため生育不足となり、32%高くなったほか、ニンジンは、暖冬で千葉県産の収穫が早まり17%、キャベツは、春ものが2月下旬の寒さで生育が遅れ13%、それぞれ高くなった。
▼そのほかの平年比
ダイコンは10%高
ネギは9%高
トマトは8%高
レタスは4%高
農水省は「ハクサイは3月下旬ごろには春ものが収穫され、出荷が徐々に戻る見通し」としている。