車体を大きく揺らし、蛇行運転を繰り返すのは高級外車「ポルシェ」。その執拗なあおり運転の一部始終をドライブレコーダーが記録していた。

なぜ危険な運転を…至近距離まで近づいたポルシェ

動画の投稿者があおり運転に遭遇したのは、片側2車線の国道を走っていた時のこと。

車の後ろに急接近
車の後ろに急接近
この記事の画像(6枚)

画面右から現れた問題のポルシェは、車の後ろに急接近すると左へ…右へ…。大きく車体を揺らし、蛇行運転を繰り返す。

車を追い抜き前に出ると、進路をふさぐように割り込む
車を追い抜き前に出ると、進路をふさぐように割り込む

さらに車を追い抜き前に出ると、進路をふさぐように目の前に割り込んできた。すると今度は唐突に速度を上げ、車体を大きく揺らして蛇行運転。

速度を上げ、車体を大きく揺らして走行
速度を上げ、車体を大きく揺らして走行

映像ではセンターラインをはみ出す様子も見られ、対向車が来ていれば重大な事故にもつながりかねない危険な運転と言える。

この動画が撮影されたのは3月17日午後9時30分ごろ。場所は兵庫・伊丹市内を走る国道だ。

約50秒間にわたって続いた、危険なあおり運転。ポルシェはその後も蛇行運転を繰り返し、周囲の車をあおりながら走り去っていった。被害に遭った動画の投稿者は、身の危険を感じ続けたと話す。

動画の投稿者:
ポルシェが至近距離まで近づいてきて、車のギリギリ横を追い抜いて行ったので、ぶつかると思い、かなり恐怖を感じました。

ポルシェの運転手が、何をきっかけにあおり運転を始めたのか心当たりはないというが、動画を見た専門家はこう推測する。

交通事故鑑定ラプター 中島博史所長:
車の性能が高いスポーツカーですので、基本的には目立ちたい、アピールしたい、注目を集めたいというようなことがあるのだと思います。実際にどの程度危険かということを把握していない未熟さというものが、いろいろ混ざっていると思います。
(「イット!」 3月19日放送より)