岩手県は3月19日、奥州保健所管内の高齢者施設でノロウイルスによる感染性胃腸炎が集団発生したと発表した。
高齢者や職員など計17人が嘔吐や下痢等の症状を訴えているという。

県によると、3月15日に奥州保健所管内の高齢者施設(利用者110人・職員24人)から、複数の利用者と職員に嘔吐や下痢等の症状があると保健所へ連絡があり、調査した結果、3月8日から13日にかけて利用者14人と職員3人の計17人に嘔吐や下痢等の症状があったことがわかった。

保健所が調べた結果、症状のある7人からノロウイルスが検出された。

重症者はなく、いずれも回復に向かっているという。

岩手県は感染対策として、調理前や食事前には石けんで十分な手洗いを行うことや、嘔吐をした場合は、部屋の換気を十分に行いながら、マスクや使い捨て手袋等を用いて片付け、嘔吐した場所や使用した用具を塩素系漂白剤で消毒することなどを呼びかけている。

※奥州保健所管内は奥州市・金ケ崎町

岩手めんこいテレビ
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