週末15日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は続落した。
2月のアメリカの卸売物価指数が発表され、インフレの根強さを示した。これを受けFRB=連邦準備制度理事会による金融引き締めが長引くとの見方もあって、売り注文が優勢となった。景気の楽観論が支えとなり相場が持ち直す場面もあったが、一時下げ幅は280ドルを超えた。
個別銘柄では、これまで相場をけん引してきたITのマイクロソフトなどの下落が目立った。
結局、ダウ平均は前日比190ドル89セント安の3万8714ドル77セントで取引を終えた。
また、ハイテク株主体のナスダック総合指数は3日続落し、155.36ポイント安の1万5973.17だった。