ガソリン税の一部を引き下げる「トリガー条項」に関する与党との協議を離脱した国民民主党は、新たに「トリガー条項凍結解除法案」をまとめた。これを受けて玉木代表は12日の会見で「立憲民主党、日本維新の会などの賛同を得て国会に提出したい」と述べた。
玉木代表は、高騰が続くガソリン価格を抑えるための政府の補助金が5月1日に期限切れを迎えることについて、与党が検討している補助金の延長の繰り返しでは「止められなくなる」と批判した上で、トリガー条項の凍結を解除する国民民主党案について「今の補助金制度とうまく組み合わせれば、円滑に補助金から減税に移行できる」とアピールした。
また、「同じく提出して良いという政党が出てくれば一緒に国会に提出を目指したい」と述べ、ミッション型内閣を提唱している泉代表が率いる立憲民主党と、日本維新の会にも水面下で声をかけて交渉していることを明かした。
国民民主党は、自民・公明両党とトリガー条項の凍結解除に関する協議を進めていたが、先月7日に「年度内に法案が成立するめどが立たなくなった」として協議から離脱し、それ以降、立憲や維新と共同での法案提出を目指すなど、トリガー条項についての野党連携を模索していた。