2022年8月からリニューアルのために休館が続いていた札幌市青少年科学館が、4月ついにオープンする。
7割が新しくなったという館内の全貌を一足早くお伝えする。
コンセプトは”体験”で学ぶ
青少年科学館の歴史の中で最大規模のリニューアル。
この記事の画像(9枚)いまから43年前、1981年10月に開館した札幌市青少年科学館。
世界初の人工降雪装置を導入するなど、寒冷地ならではの科学館として、札幌生まれならば一度は行ったことがある人も多い施設だ。
しかし、老朽化や時代に合わせた展示に変えるため2022年8月から休館。
1年半以上の充電を終え、2024年4月にリニューアルオープンする。
「体験を通して学びを感じてもらいたいと思い、リニューアルした」(札幌市青少年科学館 高橋志織さん)
「私たちの暮らしの身近なものや、当たり前に思っていることを『科学的に』とらえなおして新たなものを発見してもらいたい」(高橋さん)
7割が生まれ変わったという館内。
新たに体験して学べる施設がめじろ押しだ。
氷点下30℃の低温室でシャボン玉
リニューアル前は氷点下10℃までだった低温室が、なんと氷点下30℃まで体験できるようにパワーアップ。
北海道民でもなかなか体験できない氷点下30℃の世界では、シャボン玉を凍らせる体験やダイヤモンドダストをみられる可能性もあるという。
最新技術を使った体験も
寒冷地ならではのウィンタースポーツ「スケルトン」をバーチャル映像と特殊な台で疑似体験もできる。
最新技術でセンサーが砂の形を読み取り山や川をプロジェクションマッピングするコーナー。
地形を自由に作り替えることができる。
3階では身体の仕組み体験できるコーナーも。
地下鉄の運転シミュレーションも
これまでも人気アトラクションだった地下鉄車両にも新たに運転シミュレーションゲームが加わるなど、施設全体がパワーアップしている。
「気に入ったものを見つけて、どんどん触って体験して欲しい。科学の原理が隠されていることに気づき、学びにつながればうれしい」(高橋さん)
大人も子どもも楽しめる札幌市青少年科学館。
リニューアルオープンまであと少しだ。