ご覧頂いているのは2013年に撮影された県内最大の水ガメ・福地ダムの様子です。ダムの貯水率は日に日に減少し、過去10年で最も低くなった28日、本島北部のダムの様子はどうなっているのか上空から取材しました。

沖縄本島に水道水を供給するダムは国と県の管理で合わせて11のダムがあり、今日時点の合計貯水率は44%で平年を31.8ポイント下回っています。

県内で使われる水の3ヵ月分にあたる、5.500万立方メートルの水をためることができる福地ダムの状況を上空から撮影しました。

ヤンバルの森を切り開いた県内最大の水がめ、福地ダムのきょうの貯水率は35%となっています。

宮平博基カメラマン:
「福地ダム上空です水位が下がって地肌が見えます」

ダムの一部は干上がり、底が見えている場所もあり、赤土の斜面が見える状態が続いています。

福地ダムに次いで、県内で2番目に大きい大保ダムの貯水率はさらに低く、30%に迫っています。

宮平博基カメラマン:
「大保ダム上空です水位が下がってむき出しになっているのが確認できます」

山からダム湖に向かって流れ込む場所にも、水はほとんどありません。段差のついた赤土の斜面がこちらもはっきりと見えました。

県内11のダムの貯水率はいずれも平年を大きく下回っていて、県企業局はこのまま雨が少ない状況が続けば、来月中旬ごろに11のダムの平均貯水率は40%を切り、4月中旬ごろに30%を下回ると試算しています。

沖縄テレビ
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