2015年12月、愛知県半田市で姉妹を殺害し、部屋に放火したなどの罪の裁判で、名古屋地裁は27日、37歳の男に無期懲役の判決を言い渡しました。
ペルー国籍のラ・ロサ・ビテ・エドガルド・アントニー被告(37)は2015年12月、愛知県半田市の県営住宅でブラジル国籍の姉妹の首を絞めて殺害し、部屋に放火するなどした罪に問われています。
これまでの裁判で、検察側が「妹に復縁を拒絶されたことなどから2人を殺害した残虐な犯行」として無期懲役を求刑する一方、弁護側は「責任能力がなかった」などと無罪を主張していました。
27日の判決で名古屋地裁は、被告の責任能力を認め「2人の首を相当な力で数分間圧迫していて、突発的だが強い殺意による犯行」と指摘し、求刑通り無期懲役を言い渡しました。