少雨による深刻な水不足を受け国や県、市町村で話し合う協議会が27日開かれ、人体に有害な有機フッ素化合物PFASが高濃度で検出された比謝川からの取水を28日から再開させることを確認しました。

県内11のダムの貯水率は27日午前0時の時点で44.4%となっていて、過去10年で最低だった44.3%(2018年6月)に迫っています。

沖縄総合事務局や県、そして、市町村が対応を話し合う渇水対策連絡協議会が開かれました。

この中でPFASが高濃度で検出され、現在は取水が停止されている比謝川について、県企業局は28日午前10時から取水を再開させる方針を示しました。

県企業局石新実企業技監:
「比謝川につきましては44.3%を切るタイミングで明日になろうかと思いますけど取水を再開したいと」「本日この場で比謝川の取水再開を提案させていただきます」

出席者から異論はなく、28日の午前から取水を再開させることを確認しました。県企業局はPFASについて、北谷浄水場に導入されている高機能活性炭によって大幅に除去できるとしています。

また、取水を再開した後は週ごとにPFASの検出状況を公表するとしています。

沖縄テレビ
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