少雨による影響で県内のダムの貯水率が低い状態続いている事について県企業局は26日、比謝川から取水を再開する方針を関係市町村に伝えました。

比謝川はこれまでに有機フッ素化合物PFASが高濃度で検出されていますが、県企業局は安全策を講じると説明しています。

県内11のダムの貯水率は26日の午前0時時点で44.7%となっていて平年値を31.2ポイント下回っています。

このまま雨が少ない状況が続けば過去10年で最も低い44.3%を下回り、来月上旬には40%を切る恐れがあるとしています。

こうしたなか、県企業局は人体に有害な有機フッ素化合物PFASが、高濃度で検出された比謝川から取水を再開する方針を決め、供給先となる市町村を対象に説明会を開きました。

▽県企業局 石新実技監:
「現状を踏まえまして比謝川からの取水を再開せざるを得ないと考えていますその際にはいくらかPFAS等が検出されるのではないかということが想定されます」

県企業局は北谷浄水場に導入されている高機能活性炭でPFASを大幅に除去できるとしています。

今月11日には、同じくPFASが検出された嘉手納井戸群や天願川から取水を再開し浄水後に検出されたPFASは1リットル当たり1ナノグラム未満でした。

県企業局は27日の渇水対策連絡協議会でも今回の方針を説明することにしていて28日にも比謝川からの取水が始まる見通しです。

沖縄テレビ
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