北海道で発見された恐竜の化石の骨格レプリカが県立博物館・美術館に寄贈され、20日から公開されています。
県立博物館・美術館に寄贈されたのは、北海道のむかわ町のおよそ7200万年前の地層から発見された全長およそ8メートル、高さ3メートルの恐竜・カムイサウルスの化石を複製したものです。
迫力のあるレプリカを購入して沖縄へ寄贈しようと考えた植田英隆さんは、戦時中に北海道で生まれ、母親から、空襲警報がなると防空壕に入った話を聞かされて育ったそうで、多くの県民が戦争で犠牲となった沖縄に思いを寄せてきました。
今回の寄贈は母親が100歳になった記念と合わせて、沖縄への慰霊と経済が発展して豊かになるよう願いを込めたということです。
植田英隆さん:
「北海道と沖縄以外の博物館にこれはありません(子どもたちは)好奇心を持って視野を広げて見てほしい」
セレモニーに出席した玉城知事は「子どもたちは目を輝かせ、自然史への興味・感心をより一層高めるでしょう」と述べ、植田さんに感謝状を贈りました。
博物館を訪れた子どもたち:
「こんなのが埋まっていてすごいなと思いました」
「とにかくでかくてすごいです!」
カムイサウルスの骨格レプリカは、2024年12月まで県立博物館・美術館で展示され、その後は企画展や離島で開催する特別展などで展示されます。