政府が台湾有事に備え多良間村の住民を熊本県で受け入れるため自治体間の調整を進めていることがわかりました。

多良間村によりますと住民の避難先を熊本県の八代市とする方向で調整を進めると先月国から説明があり19日、現地に職員を派遣して受け入れ施設などの確認を行ったということです。

政府は来月までに避難計画を策定する方針で多良間村の伊良皆光夫村長は「村民の生命財産を守るため計画は必要で国には調整を進めてほしい」とコメントしています。

一方、石垣市、竹富町、与那国町の3市町はきのう相互に住民保護を行う協定を結びました。

協定では緊急時には連絡があれば速やかに職員の派遣や避難誘導、輸送手段の確保などを行う事としています。

▽中山義隆石垣市長
「我々三市町が協力する事で、被害の軽減および対処すべき事態等、対応策が多く構築されることを期待しています。」

3市町は国境が近い離島地域である事情を踏まえ、連携して住民保護に取り組む意義を強調しました。

沖縄テレビ
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