新シーズンの開幕が今週に迫ったサッカーJリーグ。昨シーズンはJ3で20チーム中17位に沈んだFC琉球は二度目のJ2昇格へ!

指揮官に新シーズンに懸ける想いを聞きました!

植草凜アナウンサー
「新シーズンのスローガンは”巻き返し”を意味する”リワインド”FC琉球の新たな戦いが始まります!」

今週土曜日にアウェーで開幕を迎えるFC琉球。

2月14日練習不在なので1月取材の画キャプテンには去年チームトップスコアラーの野田隆之介。

副キャプテンには琉球13年目の富所悠と、昨シーズン機動力とハードワークを活かし中盤で存在感を残した平松昇が就任しました。

平松昇選手
「攻撃的なサッカーを90分間続けていきたい。去年悔しい想いしか無かったのでもう一回、初心に帰ってチームで上を目指してやろうという気持ちが強い。その気持ちをぶつけるシーズンにしたい」

キャンプ期間はJ1クラブなどとトレーニングマッチを重ねて連係を磨きあげた選手たち。新たに加入した選手たちもきたる開幕に向けて気合十分です!

2018年琉球でJ2昇格経験・増谷幸祐選手
「(2018年J3優勝時は)みんなが同じ絵を描けていた。その絵を描くためにチームの中で強烈なリーダーシップを持った選手として、播戸竜二さんがいたので、みんなそこに引っ張られていった。自分がそういった選手になれればと思って取り組んでいる」

J1G大阪から移籍の元日本代表・藤春廣輝選手
「自分自身まだまだやれると思っているので、個人としても、チームとして成長してJ2に上がれるようにチームに貢献したいと思います」

大卒ルーキーから元日本代表のベテランなど、10人以上の選手が新たに加わった琉球。指揮官が求めるチームの”空気”、理想とするサッカーについて金鍾成監督に聞きました。

植草「今年のチームが目指すサッカーはどんなサッカーですか」

金鍾成監督
「ベテラン選手が経験を活かして、若い選手ががむしゃらにやってというバランスではなくて、全ての選手が同じ役割を同じように果たしていく。選手同士がもう少しギスギスしながらライバルとしてチーム内で戦いをするという事がチーム良くして強くする鍵になると思う」

チーム内の競争を活性化させ、ポジション関係なくより積極的な”攻撃的サッカー”を展開したいと話します。

金鍾成監督
「藤春、増谷、彼らは後ろから積極的に攻撃を仕掛ける。前が攻めて後ろが守ってではなく、攻撃に関してはキーパー含めて後ろから積極的に仕掛けていくということが今年のチームの大事な所になる」

さらに鍾成監督には、見る人を魅了する攻撃的サッカーの先に見据える新しい景色がありました。

金鍾成監督
「バスケW杯が沖縄で行われた事が凄く嬉しかった。それを間近にした沖縄の人たちが喜んで興奮したと思うので、サッカーも一角を担いたい。最終的にはFC琉球が沖縄の人たちの胸の中の誇りになれたら」
「僕はライバルは沖縄の高校野球だと言っている。(沖縄のチームが)高校野球で甲子園で勝ち上がった時のあの空気感に持って行きたい」

サッカーを沖縄に根付かせるその第一歩となる2024年のシーズン。

金鍾成監督
「今シーズンの目標は優勝。昇格すること。スタジアムでサポーターと共に興奮できるように。皆さんを楽しませるサッカーをしたいと思ています。応援よろしくお願いしますではなくて、スタジアムに足を運んで頂いて我々の姿を見て楽しんでください」

サッカーを沖縄に根付かせる事、10年かかるか100年かかるかは分からないけど、そこに導く努力をするのが使命だと鍾成監督は話していました。

沖縄テレビ
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