うるま市・石川のゴルフ場跡地に自衛隊の訓練場を整備する計画をめぐり、沖縄防衛局の職員が15日県を訪れて、計画について説明し理解を求めました。

県への説明は、午前10時ごろから非公開でおよそ1時間にわたって県庁で行われました。

県によりますと沖縄防衛局からは、来年度に土地を取得して2026年度に工事の着工を予定している事や、完成後は夜間訓練を実施することなどを説明したということです。

県の担当者は、訓練場の近くには教育施設である県立石川青少年の家が隣接していることや、周辺住民への騒音など懸念を伝えたいうことです。

県基地対策課長嶺元裕課長:
「(防衛局は)地元の理解と協力が必要不可欠なので丁寧に説明していく必要があるという事は認識は共通だと思っていると」

ところで、建設計画を巡っては、予定地に隣接する旭区と東山区以外の自治会以外からも反対の声があがっていて、地元議員や自治会長会を共同代表とする有志の会の発足に向けて動いています。

自衛隊訓練場設置計画の断念を求める会準備会伊波洋正事務局長:
「やはり旭区とか東山区、地元の力だけでは国を相手に戦えないともっと大きな組織を立ち上げて反対していきましょうと」

地元の自治会長などは、計画に反対しているという事を木原防衛大臣に伝えてほしいとしていて、16日玉城知事との面談を予定しています。

沖縄テレビ
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