うるま市石川のゴルフ場跡地に陸上自衛隊の訓練場を整備する計画について防衛省は11日、地元の旭区と東山区の住民を対象にした説明会を開きました。

住民説明会にはおよそ280人の区民が参加し、沖縄防衛局の担当者が訓練場の整備計画について説明しました。

この中では、場所の選定理由については、訓練が実施できる面積が確保できることや、本島中部に位置し部隊が使用する上での利便性などを挙げました。
また、予定する訓練については実弾は使用せず、災害時や緊急時以外はヘリコプターを飛行しないこと、夜間の訓練は周辺住民に通知すると説明しました。

住民からは、この場所が選ばれるまでのプロセスも不透明で、自衛隊が使用しやすいからという理由で区民のことを考えおらず計画ありきだと批判の声が相次ぎました。

旭区自治会石川修自治会長:
「何も回答ができていない、訓練内容についても非常に柔らかい言い回しで皆さんの意見をくみ取ってもらって断念、撤回の方向で考えていただきたい」

防衛省は2024年度にゴルフ場跡地を用地として取得し、2026年度に工事の着工を目指すとしています。

沖縄テレビ
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