例外を除き伊江島補助飛行場で実施することで日米が合意したパラシュート降下訓練が嘉手納基地で立て続けに実施された問題で、県は8日アメリカ軍に直接抗議しました。
アメリカ軍は伊江島補助飛行場の滑走路の整備状況を理由に去年12月と先月嘉手納基地でパラシュート降下訓練を実施する一方、先月25日には伊江島補助飛行場でも実施しました。
伊江島では兵士3人が風に煽られて施設外の民間地に落下していて、県の溜知事公室長は「施設外への落下は重大な事故につながりかねない」とトラブルの再発防止を求め嘉手納基地では訓練を実施しないよう要請しました。
ロバート・ダブス中尉は「訓練の内容によって伊江島で実施できる場合とできない場合がある」と説明したということです。
溜知事公室長は記者団の取材に「納得できる説明ではない」という認識を示し今後も訓練の運用を追及する考えを示しました。