県立図書館が6日から臨時休館し、困ったのが図書館で自習してきた受験生たちです。このピンチに力を貸したのが沖縄海邦銀行で、受験生のためにある場所を使って自習スペースを設け、早速訪れた受験生が勉強に励みました。

山城志穂記者「普段は食堂として利用されているスペースですが、きょうから自習室として使えるようになります。」

受験生のために自習スペースを提供したのは那覇市にある沖縄海邦銀行の本店です。県立図書館の臨時休館で自習する場所が確保できない受験生を応援しようというものでおよそ100席とフリーWiFiが利用でき飲み物や軽食も販売されています。

沖縄海邦銀行総合企画部 新里康さん「(県立図書館の)自習室をこれまで使っていた皆様が自習スペースがなくなるということを聞いて、少しでも学業のスペースを提供できればと思って開始しました。」

本店9階にあるこの場所は普段、行員向けの食堂です。ランチタイムあとの平日の午後2時から7時まで中学3年生以上の受験生なら誰でも受付で学生証を提示して使用できます。午後には早速、受験生たちが訪れました。

受験生「どこで勉強したらいいのかという感じで困っていました。すごいありがたいと思っています。」

「綺麗で広いエリアを確保してくれるのは助かります。合格をもぎ取るつもりで頑張ります。」

「図書館が閉まるとなった時は家で勉強できないのでどうしようかなと悩んでいたんですけど、こうやって開放してくれて勉強もかなりはかどりそうなので助かっています。」

ありがたいサポートに志望校の合格を目指す受験生たちも勉強に集中できたようでした。自習スペースは県立図書館が休館する2月末まで利用でき沖縄海邦銀行は「大切なこの時期の勉強にぜひ活用してほしい」と呼びかけています。

沖縄テレビ
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