アメリカ軍基地周辺の河川などから人体に有害な有機フッ素化合物PFASが高濃度で検出されている問題で、県選出の国会議員や市民団体が沖縄防衛局に対し、アメリカ軍基地への立ち入り調査の実現を求めました。

面談で市民団体は、普天間基地の近くを流れる川の下流では、国の暫定指針値の28倍に相当するPFASの値が確認された事などを指摘しました。

これを踏まえ市民団体は、普天間基地が汚染源である可能性が高いとした上で、沖縄防衛局に立ち入り調査を強く求めました。

PFAS汚染から市民の命を守る連絡会伊波義安共同代表:
「私たち県民の命をどう思っているの、飲んでいる水は命の源ですよ、それに対して皆さんまったく同じ回答で、これ以上の前進がないでしょう」

沖縄防衛局の伊藤局長は、「様々な機会を通じアメリカ側に立ち入り調査を申し入れている」と繰り返し述べるに留めました。

一方、県は5日、汚染源を特定するための専門家会議を開催していて、普天間基地周辺で追加のボーリング調査を行い詳細なデータの蓄積を継続する方針を確認しました。

沖縄テレビ
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